「右肩だけがなぜかこる」「マッサージしても右肩の痛みがとれない」——そんな経験はありませんか?実は、右肩の痛みや違和感の原因が肩や筋肉ではなく、肝臓・胆のうにあるケースが少なくありません。今回は、内臓と肩の痛みをつなぐ「関連痛」のメカニズムから、見逃しやすいサイン、TUNERS LABでのアプローチ方法まで詳しくご紹介します。
右肩と肝臓・胆のうの関係——「関連痛」とは?
内臓と体の表面(皮膚・筋肉)は、同じ脊髄の神経を共有していることがあります。そのため、内臓に問題が起きたとき、脳が「どこが痛んでいるか」を誤認し、体の表面に痛みとして感じる現象を関連痛(放散痛)と呼びます。
肝臓と胆のうは体の右側に位置しており、これらを支配する神経は、右の横隔膜を通じて右肩・右肩甲骨まわりにも分布しています。そのため、肝臓や胆のうに炎症・過負荷・結石などのトラブルが生じると、右肩や右肩甲骨周辺に痛みやだるさとして現れることがあるのです。
- 右肩だけが慢性的にこる・痛む
- 右肩甲骨の内側が重だるい
- 肩を揉んでも一時的にしか楽にならない
こうした症状が続く場合は、肩そのものだけでなく内臓への影響も疑ってみることが大切です。
胆石とは?そして右肩の痛みとの関連性
胆石ってどんなもの?
胆のうは肝臓の裏側にある小さな袋状の臓器で、食べ物(特に脂肪分)を消化するために必要な「胆汁」を蓄えています。この胆汁の成分が固まってできたものが胆石です。
- コレステロールや胆汁中の色素(ビリルビン)が結晶化して石になる
- 小さな砂粒のようなものから、数センチ大のものまで大きさはさまざま
- 日本人の約10人に1人が持っているといわれ、意外と身近な状態
- 無症状のこともあれば、激しい痛みを引き起こすこともある
食後に症状が悪化する理由
胆石の症状が食後に強くなりやすいのには理由があります。食事(とくに脂っこいもの)をとると、胆のうが収縮して胆汁を腸へ送り出そうとします。このとき、胆石が胆のうの出口や胆管に引っかかり、胆のうが過剰に収縮することで右脇腹〜右肩・右肩甲骨にかけての痛みや不快感が生じます。
「脂っこいものを食べた後に右肩が痛くなる」という方は、胆のうのサインかもしれません。
また、胆のうや肝臓に慢性的な負担がかかっている場合(過食・飲酒・睡眠不足など)、食事のたびに炎症が刺激され、関連痛として右肩のだるさや痛みが続くことがあります。
こんな症状は要注意!見逃してはいけないサイン
次の症状がある場合は、整体でのケアと並行して医療機関への受診をおすすめします。内臓由来の可能性が高い危険なサインです。
- 右脇腹・みぞおちの激しい痛み(胆のう発作)
- 食後の吐き気・嘔吐が繰り返される
- 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
- 高熱・悪寒をともなう右側の痛み
- 健康診断で胆のうや肝機能の異常を指摘されたことがある
- 右肩の痛みが安静にしても・マッサージをしても改善しない
これらに心当たりのある方は、症状が軽くても早めに消化器内科や内科を受診してください。
TUNERS LABでのアプローチ方法
TUNERS LABでは、右肩の痛みに対して「肩だけ」を診るのではなく、痛みの原因を4つに分類したうえでアプローチします。
①痛みの原因を4つに分ける
- 筋肉・骨格の問題——姿勢の歪みや筋肉の緊張による肩こり
- 内臓の問題——肝臓・胆のうなど内臓への負担からくる関連痛
- 神経の問題——頸椎や神経の圧迫による放散痛
- 血液・栄養の問題——栄養不足や代謝の乱れによる痛みの慢性化
右肩の痛みがどのカテゴリに当てはまるかを丁寧に見極め、それぞれに適した施術を組み合わせます。
②内臓調整
内臓由来の関連痛と判断した場合は、肝臓・胆のうまわりの筋膜や横隔膜へのアプローチを行います。内臓そのものを直接治療するわけではありませんが、内臓を包む筋膜や周囲の筋肉の緊張をほぐすことで、関連痛の緩和や血流改善をサポートします。
③血液検査の分析と食事指導
TUNERS LABでは、血液検査データの読み解きも行っています。健診で肝機能(GOT・GPT・γ-GTPなど)や中性脂肪の数値に異常がある方に対して、その数値の意味をわかりやすく説明し、食事内容や生活習慣の改善アドバイスを提供します。内側からのケアと外側からの施術を組み合わせることで、根本的な体質改善を目指します。
まとめ
右肩の痛みは、いつも「肩こり」が原因とは限りません。肝臓・胆のうのトラブルが関連痛として右肩に現れることがあり、食後に悪化する場合や健診で内臓の異常を指摘されたことがある方は特に注意が必要です。
「ずっと右肩がつらいのになかなか改善しない」「原因がよくわからない」とお悩みの方は、ぜひ一度TUNERS LABにご相談ください。痛みの本当の原因を一緒に探り、身体の内側と外側の両方からサポートします。
