首の痛みや肩こり、手のしびれ……もしかしたらそれは頚椎症(けいついしょう)のサインかもしれません。40代以降に増え始め、50〜60代では多くの方に見られる頚椎の変化ですが、「変形があっても症状がない人もいる」という点はあまり知られていません。この記事では、頚椎症の原因・症状・なりやすい人の特徴から、TUNERS LABが大切にしている考え方まで、わかりやすくご説明します。
頚椎症とは?
頚椎症とは、首の骨(頚椎)や椎間板・靭帯などが加齢や日常生活の負担によって変化し、神経や脊髄を圧迫することで様々な症状が現れる状態です。
40代頃から増え始め、50〜60代以降では多くの方の頚椎に変形が見られます。ただし、画像検査で変形があっても症状がまったくない方も多く、「変形=痛み」ではないという点が大切なポイントです。
なぜ頚椎症になるのか?
首は約5kgもある頭を毎日支え続けています。以下のような習慣や状態が積み重なると、頚椎へのダメージが蓄積されやすくなります。
- 長時間のスマートフォン操作
- デスクワーク(長時間の前傾姿勢)
- 猫背・ストレートネック
- 運動不足
- 加齢
このような状態が続くと、頚椎には次のような変化が起こります。
- 椎間板の水分が減り、クッション機能が低下する
- 骨棘(骨のトゲ)ができる
- 靭帯が厚くなる
これらの変化が重なることで神経の通り道が狭くなり、様々な症状が引き起こされます。
頚椎症の主な症状
① 首の痛み・肩こり
最も多く見られる症状です。
- 首を動かすと痛む
- 常に重だるい感じがある
- 朝起きると首が固まっている
② 肩・腕の痛み
神経が刺激されることで、痛みが肩・肩甲骨・上腕・前腕へと広がることがあります。「肩が悪い」と思っていても、実は原因が首にあるというケースも少なくありません。
③ 手のしびれ
神経が圧迫されると、次のような症状が現れることがあります。
- 指先がジンジンする
- 感覚が鈍い・にぶい
- 手に力が入りにくい
④ 握力の低下
神経への影響が強くなると、日常の細かな動作が難しくなることがあります。
- ペットボトルのフタが開けにくい
- 箸が使いづらい
- ボタンが留めにくい
⑤ 歩きにくい・バランスが悪い
脊髄まで圧迫が及ぶタイプでは、足への影響が出ることもあります。
- 足がもつれる感じがある
- 階段の上り下りが怖い
- バランスが悪くなった
このような歩行に関する症状がある場合は、早めに専門家へご相談ください。
頚椎症になりやすい方の特徴
- デスクワークが多い
- スマートフォンを長時間使用する
- 猫背・ストレートネックの傾向がある
- 運転時間が長い
- 運動不足
- 40歳以上
複数当てはまる方は、日頃から首や姿勢のケアを意識することが大切です。
一般的な治療法
医療機関では、症状の程度に応じて以下のような対応が行われます。
- 痛み止めや湿布の使用
- 神経痛の薬
- リハビリ・運動療法
- 首の牽引
- ブロック注射
神経症状が強い場合や脊髄症状がある場合には、手術が検討されることもあります。症状が強い・悪化している場合は、必ず医師にご相談ください。
TUNERS LABの考え方
TUNERS LABでは、「頚椎症=首だけの問題」とは考えていません。
もちろん、首の変形そのものは存在します。しかし、症状を強くしている背景には身体全体のバランスの乱れが関係していることが多いと考えています。
たとえば、次のような状態では首への負担がより大きくなりやすくなります。
- 胸椎(背中の骨)が硬く、首だけで動きを補っている
- 肩甲骨がうまく動かない
- 呼吸が浅い
- 猫背で頭が前に出ている
- 骨盤の傾きによって全身の姿勢が崩れている
TUNERS LABでは、身体を筋肉・骨・内臓・神経の4つの視点から総合的に評価し、狭くなった頚椎へのアプローチを手技によって行いながら、症状の改善を目指しています。首だけを見るのではなく、全身のバランスを整えることが、頚椎症の根本的なケアにつながると考えています。
まとめ
頚椎症は、加齢や日常習慣の積み重ねによって起こりやすい症状です。首の痛みや肩こり、手のしびれなど、「なんとなく続いている不調」がある方は、ぜひ一度ご相談ください。TUNERS LABでは、首だけでなく身体全体を整えるアプローチで、皆さまの回復をサポートしています。
