台風や梅雨など、気圧が大きく変化する時期になると「なんとなく頭が重い」「身体のあちこちが痛む」という声をよく耳にします。実はこの不調、気圧の変化が体内のバランスセンサーに影響を与えることが大きな原因のひとつと考えられています。
なぜ気圧の変化で頭痛や痛みが起きるの?
私たちの身体には、平衡感覚をつかさどる三半規管という器官が耳の奥にあります。気圧が急激に変わると、この三半規管が過剰に反応してしまい、脳や自律神経に余計な負担をかけてしまいます。
現代人の多くは、スマートフォンの使いすぎや姿勢の悪さなどにより、もともと三半規管へ負担がかかりやすい状態になっています。そのため、ちょっとした気圧の変化でも頭痛やだるさ、身体の痛みとして症状が出やすくなっているのです。
カギを握る「胸鎖乳突筋」とは?
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)とは、耳の後ろの骨(乳様突起)から鎖骨・胸骨にかけて斜めに走る、首の側面にある筋肉です。
- 三半規管のある耳のすぐそばに位置している
- 頭や首を支える重要な筋肉で、緊張しやすい
- この筋肉が硬くなると、三半規管への血流や神経の流れが滞りやすくなる
つまり、胸鎖乳突筋をほぐしてあげることが、三半規管への負担を減らす近道になります。
セルフケア:胸鎖乳突筋を「上から下へ」流すほぐし方
難しい道具は不要です。隙間時間に座ったままできるので、ぜひ試してみてください。
やり方
- 姿勢を整える:椅子に深く腰かけ、背筋を軽く伸ばします。
- 筋肉の位置を確認する:頭をゆっくり横に傾けると、首の側面に縦に浮き出る筋肉が胸鎖乳突筋です。
- 上から下へ流す:親指、または人差し指〜小指の4本指を耳の後ろ付け根あたりに当て、鎖骨に向かってゆっくりと「流すように」なでおろします。
- 繰り返す:左右それぞれ5〜10回を目安に行いましょう。
ポイント・注意事項
- 強く押しすぎず、皮膚をやさしく動かすようなイメージで行う
- 痛みを感じるほど力を入れない
- 息を止めずに、ゆっくり呼吸しながら行う
- 症状が強い場合や、ほぐした後に違和感が続く場合は専門家に相談する
まとめ
気圧の変化による頭痛や身体の痛みは、三半規管の負担を減らすことで和らげられる可能性があります。そのために有効なのが、首の胸鎖乳突筋を上から下へ流すセルフケアです。台風や低気圧が近づいてきたな、と感じたときに、ぜひ試してみてください。
「自分でやってみたけどうまくいかない」「もっと根本からケアしたい」という方は、ぜひTUNERS LABにご相談ください。お身体の状態を丁寧に確認しながら、一緒に改善を目指しましょう。
